このたび第13回関西生殖医学集談会の当番世話人を拝命いたしました。和歌山県の産婦人科が主幹になるのは、私の恩師である和歌山県立医大の梅咲直彦前教授が2003年に開催されて以来となり、責任の重さを実感しております。
2022年4月から不妊診療が保険適応となり間もなく3年となりますが、治療にかかる患者負担の軽減により、不妊治療にアクセスしやすくなった一方で、医療者にとっては治療手技や使用薬剤の制限、事務的作業の増加など様々な問題を抱えながらの診療でもあったと考えます。また、男性不妊診療と女性不妊診療の連携の重要性がクローズアップされたことも特筆すべき事項です。
今回の関西生殖医学集談会・関西アンドロロジーカンファレンスは、制約がある中での治療の工夫、先進医療や遺伝医療などを駆使して行った臨床データ、基礎研究のデータが満載です。本会は関西の生殖医療に携わる医療者、研究者が同一会場に会して情報発信と議論を行う貴重な学術集会です。奮って参加して大いに議論を深めていただきたくお願い申し上げます。
最後に、本会の準備・運営をするにあたりご指導いただきました滋賀医科大学 村上 節教授、会場決定にあたりご尽力いただきました医療法人オーク会 船曳美也子先生、ご教示を賜りましたART研究部門の先生方に深謝申し上げます。
第13回関西生殖医学集談会 当番世話人
宇都宮 智子(うつのみやレディースクリニック 院長)
日時 | 令和7年3月15日(土)13時00分~ |
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場所 | ハービスPLAZA 5階 会議場 大阪市北区梅田2丁目5-25 電話:06-6372-1489 |
参加費 | 3,000円 |